スペック表は、そのまま載せていいですか
載せてください。削る必要はありません。ただ、表だけでは足りません。
数値のとなりに「それで何ができるようになるか」を1行ずつ足します。数値を読める人は表を読み、読めない人は足した1行を読みます。
- このページの性質
- 研究所の見立てです。調査の結果ではありません。答えが変わる条件を、下に書いています。
- 著者・確認
- 株式会社スパークル(研究員が確認のうえ公開)
- 公開日
- 2026-09-19
答えが変わる条件
- 読み手が全員、同じ分野の技術者
- 表だけで通じます。足す1行は、かえって邪魔になることもあります。
- 最初に問い合わせてくるのが、購買や企画の人
- 足した1行がないと、その人は社内の技術者に回す理由を作れません。
- 数値が競合より見劣りする
- 表の順番を変えます。勝てる数値ではなく、相手の仕事に効く数値を上に置きます。
表だけでは読まれない理由
「精度±0.1μm」は事実です。けれど読み手にとっては答えではなく、照らし合わせの材料です。自分の求める精度と比べ、工程に当てはめ、使えるかを考える。この作業を、読み手にやらせています。
やってくれるのは、すでに買う気のある人だけです。
1行の足し方
研究所では「翻訳の5段」と呼んでいます。数値、比較、できるようになること、相手の仕事での意味、判断材料。表に足すのは3段目です。
「±0.1μm。研磨のあとの全数検査を、抜き取りから置き換えられる精度です」。数値は一文字も変えていません。
最初の30分でやること
スペック表から、いちばん自信のある数値を1つ選んでください。営業の人をつかまえて「この数字で、お客さんは何ができるようになるの?」と聞きます。返ってきた答えが、足す1行です。
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1-2 スペックの翻訳(技術・価値の伝わり方)
- 用語
- 確認シート