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EXPERIMENT実験室2026-09-193分で読めます

研究テーマ:成果の確かめ方

広告の約束と、着地ページの最初の一文がずれているとき

広告の文は約束です。押した人は、その続きを読みに来ています。着地ページが別の話を始めると、押した人は「押し間違えた」と思って帰ります。約束の一致を確かめる手順。

記事の性質
観察の場面は、複数の事例を組み合わせた架空の例です。特定の実在企業を観察したものではありません。
想定読者
検索広告を出している、BtoB企業の担当者
著者・確認
株式会社スパークル(研究員が確認のうえ公開)

観察

検索の結果に、広告が出ます。「板金の試作、1個から。最短3日」。

急ぎの試作先を探していた設計の担当者が、それを押します。

開いたページのいちばん上には、こう書いてあります。「創業50年。確かな技術で、お客様の信頼にお応えします」。工場の外観の写真。その下に、会社案内、設備の一覧、採用情報。

「最短3日」は、どこにも見当たりません。担当者は戻るボタンを押して、次の広告を見ます。

管理画面には、押された回数が1回と、その費用が記録されます。

仕組み

広告の文は、約束です。押した人は、約束の続きを読みに来ています。

着地したページの最初の一文が別の話を始めると、押した人は「間違えた」と思います。ページが悪いとは思いません。自分が押し間違えたと思って、帰ります。

ずれが起きるのは、作る人と時期が別だからです。広告の文は、広告の担当か代理店が、今月書きます。着地するページは、何年か前に別の人が作ったトップページです。広告の文は毎月変わり、ページは変わりません。

この研究所では、広告の文と着地ページの最初の一文がそろっていることを「約束の一致」と呼んでいます。

広告が約束したこと

  • 板金の試作
  • 1個から
  • 最短3日

着地ページの最初の画面にあること

  • 創業50年、確かな技術
  • 工場の外観の写真
  • 会社案内・設備の一覧・採用情報
fig.01広告が約束したことと、着地ページの最初の画面にあること。言葉がそろっていないと、押した人は押し間違えたと思って帰る。

よくある誤解

誤解1:よく押される広告は、良い広告だ。

よく押されて、着地ページですぐ帰られているなら、広告の約束がページの中身より大きい、ということです。押されるたびに費用はかかります。約束のずれに、お金を払い続けている状態です。

誤解2:広告ごとに、専用のページを作らないといけない。

作れるなら、作ったほうがいいでしょう。ただ、先にやれることがあります。着地させる先を、トップページから、約束にいちばん近い今あるページに変える。それで足りることがあります。

確認方法

  1. いま出している広告の文を、費用の大きい順に5つ書き出します
  2. それぞれを自分で押し、開いたページの最初の画面を見ます
  3. 広告の文にあった言葉が、最初の画面に、同じ言葉で出てくるかを確かめます

「最短3日」と約束したなら、「最短3日」と書いてあるか。「短納期に対応」は、同じ言葉ではありません。

小さな実験

費用のいちばん大きい広告を1つ選びます。着地するページのいちばん上の一文を、広告の文と同じ言葉で始まるように書き換えます。

ページを変えられない事情があるなら、逆をやります。広告の文を、ページの最初の一文に合わせて書き直します。約束は小さくなりますが、ずれは無くなります。

直す前の4週間と、直したあとの4週間で、そのページから次の一歩へ進んだ人の数を比べます。

着地ページの冒頭にどの言葉が立っているかは、伝わり方チェックにURLを入れると確かめられます。返ってきた言葉を、広告の文の横に並べてみてください。

持ち帰れる確認項目

  • 費用の大きい広告5つを自分で押して、着地ページの最初の画面を見たか
  • 広告の文の言葉が、同じ言葉で最初の画面に出てくるか
  • 着地させる先を、約束にいちばん近い既存のページに変えられないか

適用できない条件

  • 広告を出していない会社
  • 広告ごとに専用の着地ページをすでに持っている会社
この話を自分のサイトで確かめる

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3-4 受け皿と小さな実験成果の確かめ方

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